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アルバム・レビュー
今年の2月にリリースしたミニアルバム『NOT BUSY』がまだ記憶に新しいBIMが2nd Album『Boston Bag』を完成させた。1st Album『The Beam』から約2年。様々なアーティストとの共演や、全国各地でのライブなど一歩一歩成長し、経験を積んできた。しかし、満を持して迎えた全国ワンマンツアー「NOT BUSY 2020」は2度の延期に見舞われる。それでも下を向かずに、むしろプラスにするべく制作された今作。『NOT BUSY』は全曲Rascalプロデュースの作品であったが、今回は多彩なプロデューサー陣、客演陣を迎えている。イントロから仲間の援護射撃を受けアルバムはスタート。2019年8月リリースの’‘Veranda’‘(Album versionにmix)、Rascalプロデュースの「物事が続かない自分」を表現した’‘三日坊主’‘と続き、もはやコンビと言っても過言ではない盟友kZmとの夏らしいナンバー’‘One Love feat. kZm’‘(Produced by G.RINA)、初のコラボレーションとなるKANDYTOWNのKEIJUとの楽曲’‘Jealous feat. KEIJU’‘、前作でも夏の涼しいビートを提供してくれたフランス人プロデューサーのAstronoteが手がけた’‘Cushion’‘と立て続けにキャッチーでBIMらしい構成に。そして中盤はSTUTSによるプロデュース曲へ。’‘想定内’‘は振り向いてくれない女性に対して強がるようにタイトルを連呼するサビが印象的。’‘Tokyo Motion’‘ではスペーシーなトラックの上で、cero高城晶平との小気味好い共演が披露される。_そしてアルバムは終盤へ。No BusesのボーカルであるCwondoのプロデュース曲’‘Good Days’‘、熊井吾郎作曲の’‘Time Limit’‘、そしてNo Busesとの初のバンドサウンドでのレコーディングに挑戦した’‘Non Fiction’‘で怒涛の33分間は幕を閉じる。__シングル楽曲が集結したようなこのセカンドアルバムは、BIM自身の音楽に対する気持ちの変化も確実に反映されている。「きついこともあるけど、今は制作が楽しくて仕方がない」